あらまし
原峠保養園(現:森の家 はらとうげ)は昭和17年小児結核診療所として創設された後、昭和23年児童福祉法に基づく虚弱児施設として再発足し、平成10年に児童養護施設と時代のニーズに合わせて移行してまいりました。
「自然の中から自然に子どもを育てる」を理想とし、80年の長きにわたり、自然豊かな場所で、心豊かに育って欲しいと願いながら子どもたちを世の中に送り出してきました。
令和2年には7~8人の小規模ユニットに全面改築し、子どもたちがより安心安全に暮らせる家となれるよう努め、医療機関とも連携を保ちながら自立に向けての援助も行っています。小規模ユニットは4つあり、創設者である松井鳳平先生作詞の園歌から「ひかり」「あおば」「さくら」「めぐみ」という名前をもらっています。
また、令和6年4月、森の家 はらとうげと同じ学区内に地域小規模児童養護施設「倉沢ホーム」を開設しています。
施設案内

施設詳細
⑧ゆめのあと(石碑)

「これはこの前建てたばかりの私の墓だよ、ここに井戸を掘ったら五間ほど下から海底の砂利が沢山出てきた。この山の上からだ。この辺りは第三紀層で、何万年か前に海底だったのが、いつの間にか隆起して今は山となっている。大自然の悠久さに較べると、人生などはまさに一瞬の夢だ、長生きしただの短命だのといっても、そんなことは大したことではない」
「ただ子どもを育てて短い人生のよりよい連鎖を次代に引き継ぐ、それだけが我々の目的であり、任務であると悟ったからこれを建てたのだ」
「園児たちには私(鳳平先生)が先に入っているから、君たちも日本のどこにいてもこの墓にもどってきてもよいといってある」「一般の人が滅多に来ないこの峠だから、子ども達を楽しませる為に四季折々の花を絶やさぬようにしてやりたい」
「園児たちには私(鳳平先生)が先に入っているから、君たちも日本のどこにいてもこの墓にもどってきてもよいといってある」「一般の人が滅多に来ないこの峠だから、子ども達を楽しませる為に四季折々の花を絶やさぬようにしてやりたい」